祝話§桂三枝から桂文枝へ・・・

来年の今頃、桂三枝が六代目桂文枝を襲名する。

彼を知ったのはもう40年以上前のことになる。よく覚えているのは、
TBSラジオ土曜日夜の『ヤングタウンTOKYO』というバラエテ
ィ番組のメイン司会としての三枝であった。

ヤングタウンは、今思い返すと訳のわからない出演者と番組構成で、
そんななかで、単身敢然と東京に乗り込んで奮闘していた三枝の若さ
が際立っていたという記憶なのだ。

そんな番組を生で観たくて、東京は赤坂のTBSホールまで一度だけ
出かけていったことがある。1971年のことで、出演者も若ければ、会
場客席も若いというエネルギーをひしひしと感じた。

そんな三枝も68歳である。三枝という名跡も50年近く使ってきたから
愛着があるのは当然であろう。悩みつつも、関西落語の大名跡を襲名
するというのは、彼なりの責任の果たしかたと言えるのではなかろう
か。

名前が変わったからといって、三枝が一夜のうちに文枝化するはずも
ない。人によっては“文枝はこうあらねば”などとしたり顔で言った
りもするのだろうが、名跡という看板に関係なく、今ある自分の芸を
磨いていくということで、先代や先々代の真似をしろということでな
いのはもちろんのことである。

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