芽話§日本の地ビール~地産地消~

我が家近く、ニュータウンっからちょっとだけはずれたところにあっ
た地ビール醸造所が、気がつけば“休業”して2年が経っていた。

お上の気まぐれな規制緩和とやらで、ミニブルワリーの参入がしやす
くなった1990年代半ば、各地に雨後の竹の子のように誕生した醸造所
の一つだったのである。

それで、日本もようやくドイツのように街や村それぞれのビールが誕
生してくれるだろうと期待して出かけたのだが、ちょっと期待外れ感
を味わってしまった。

ひょっとして同じ“ビールの素”でも使っているのではないかという
ほど、どこの地ビール醸造所でも決まって“エール”に“ヴァイツェ
ン”といった種類が判で押されたかのように前面にあるという金太郎
飴状態にがっかりしたのだ。

その後、次第にそれぞれの醸造所が持ち味を出していくようになって
いった。例えば岩手の醸造所では、熟成した地元産の牡蠣のエキスを
使ったオイスタービールが作られている。10年ほどの間に、似たよう
なビール醸造から少しずつ脱却していたのだった。

さて、我が家近くの醸造所だが、併設されたビアホールとターミナル
駅近くにもう一軒でしか、食事と一緒にビールをということができず
で、瓶売りもしてはいたようだが採算が取れるところまではいかなか
ったようで13年ほどで撤退ということになってしまったのである。

結局日本の場合は四大メーカー以外の伸びる余地が極めて限定されて
いるという市場であるようだ。

《ドイツビールのトピックス一覧》

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