懐話§昭和三十年代~怖いおじさん~

[承前]

幼少のみぎり、町内にはおっかないおじさんの一人とか二人とかがい
て、悪ガキの行動に目を光らせていた。

ちょっとでも何か悪さをするのが見つかるや、すかさず雷を落として
いくという、どこの子供であろうとそんなことは関係ない。まことに
容赦なく叱りつけてくださったのだ。

よくも悪くも、地域も子供の躾をするという不文律のようなものが存
在していた時代で、町内がそうした空気で運営されていたのである。

それにしても、何をやってのことだったか記憶はないが、とにもかく
にも叱られまくっていたという記憶である。まあ、中学生くらいにな
って叱られなくなったのは、悪さをしなくなったからではなく、ガタ
イがでかくなって、おじさん達の手に負えなくなったからだと思って
いる。

鉄は熱いうちに打てではないが、小学生くらいまでの間に叱っておけ
ば、そこそこ悪さはしないで成長するだろうということでもあるか。
                            [続く]

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