信話§宗教規範に縛られる之圖

日本に生まれてよかったと思うのは、宗教的な縛りが実に希薄である
と思われるところだ。

まずもって、あれを食うなとか、あれは呑むなという飲食習慣に始ま
って、着る物のあれやこれやに至るまで、いい加減な宗教の空気の中
に棲息している我々から見ると、異様なほどに窮屈で不寛容であるか
のように見える。

しかも、少なからぬ宗教が教義を都合よく拡大解釈した結果、女性が
男性の下に置かれているかのような世界になっているというのは、さ
すがに解せない。

二十世紀末に東西冷戦が終息したところで噴き出したのが宗教対立と
いう図式で、これは新しいことではなく中東では延々と継続している
状況である。それはユダヤ教とイスラムの双方ともに不寛容で他者否
定と思われるようなゴリ押し的争いだとしか、極東の島国に住む人間
には見えなかったりする。

まあ、日本国内にもおかしな宗教団体が存在していて、政治に口を出
したり、色々と余計なお世話に熱心だったりしているようだから、他
人様のことは言えないところはなきにしもあらずだが、まあ、およそ
人口の9割の人間は日常的な宗教活動は希薄でしかなく、せいぜいが
通りかかった神社の前で手を合わせるとかする程度で、あとは冠婚葬
祭と初詣といったところだろう。

もちろん日本人とて、ある意味で何か別な規範のようなものに縛られ
ているわけで、改めて強く気づかされたのは3・11以降のことである。

【去年の今日】易話§要するに最後は飯~葱かかご飯~

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