務話§九月大歌舞伎~秀山祭&又五郎~

土曜日に夜の部、三連休3日目の月曜日に昼の部を観てきた。秀山祭
であり歌昇の又五郎襲名、息子種太郎の歌昇襲名披露公演でもある。

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夜の部は初めて観る『沓手鳥孤城落月』だが、芝翫が病気休演で福助
代演。落城寸前の大坂城内で淀君が乱心することで開城を決めるとい
うそんな経緯の芝居だが、やはり新歌舞伎はなじめないなあ。

襲名披露口上に続いては又五郎が梅王丸を演じる『車引』なのだが、
3階左で花道が見えず、あれっと思ったら既に梅王が舞台上にいた。
花道を使わずに下手袖からの登場だったということで、詳しいことは
このブログを読んでいただければわかるが、二日目にしてアキレス腱
を損傷していたのである。

立ち芝居でも辛いところに『菅原伝授手習鑑』寺子屋の源蔵は、立っ
たり座ったりが頻繁で、その辛さはいかばかりかとだが、襲名の当人
では休むわけにもいかず、黒衣が後ろで正座用の低い合引を頻繁にと
いう痛々しさだった。

こちとらは立ち居振る舞いが不自然だなと思っていたが、同居人が双
眼鏡で脚にギプスをしているのが見えたと教えてくれたので、不自然
な動きのあれこれにようやく合点がいったのだ。

そんなこんなだったので、寺子屋の源蔵の演技だが、前半はずいぶん
と角張ってて古めかしい口跡だと感じたが、本人の必死や思うべし。
九月大歌舞伎の千秋楽まであと4日である。

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