麥話§ミュンヘンの小さなビアホール[下]

[承前]

ミュンヘン中心部マリエン広場の喧騒を逃れて、市役所の左横あたり
の路地をフラウエン教会の真裏に向かってさらに50mほどで、目指す
アンデクス修道院のビアホールにたどり着いた。

午後2時だというのに、狭いテラス席はほぼ満席の盛況だが、何とか
端っこにテーブルを見つけて座り込む。ようやっとの昼飯であるぞ。

↓この日座ったのは、真ん中ちょっと右奥の壁際
画像

何はともあれ修道院ビールのヘレスを半リットル! 前にも書いたが
ここのビールはやや冷やしめだが、それでも麦芽がしっかりと味わえ
るのだ。というわけで意味もなくうれしい。で、グビグビ。

食事で注文したのは仔牛のカルパッチョと、同居人はいつもどおりに
スープ物である。

料理が届く前には半リットルのヘレスが底を尽きそうになってきた。
昼食の後はお買い物が待っているので、呑んでいいのはあと半リット
ルだと決めているので、しばしカルパッチョを待つ。

極薄のカルパッチョにはパルメザンチーズのスライスがかかっていて
見た目からしても胃に優しい。ビールのつまみとしても、パンと合わ
せての食事にしても、ほどほどでありがたく食べられる。

ヘレスが空いてしまったのでドッペルボックを半リットル。アンデク
スを象徴する度数7%の濃厚な1杯の深々とした味わいを、一口一口
喉に流し込むことの幸せ。考えてみれば最後にアンデクスを呑んだの
は2008年のことだったのである。年に一度でも呑めたら何と幸せなこ
とよと思ったりもするが、それは贅沢なこととしか言えない。

《ドイツビールのトピックス一覧》

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック