飾話§ドレッシングは少なめに!

日本あたりではそんなことはほとんど見かけなくなってしまったが、
ドイツやオーストリアの普通レベルの店で食事をするのにサラダを注
文すると、ドレッシングがたぷんたぷんにかかって出てきたりする。

それで突然思い出したのが以下の教訓である。曰く……上手なサラダ
の味付けには、賢者と吝嗇と浪費家と狂人が協力しなければならない
・・・適量の塩(賢者)、少量の酢(吝嗇)、たっぷりのオリーブオイル
(吝嗇)、十分な水切り(狂人)が必要・・・というもので、昔読んだ本
では、フランスだったらこういうサラダが食べられるのに、ドイツで
は食べることができないというものだった。

そんな本を読んで20年以上が経過しても、相変わらずドイツやオース
トリアではドレッシングの量のコントロールすらできていないのだ。

もう数年滞在している山の中の小さなホテルのレストランは、某グル
メ誌(タイヤじゃない)でも一定の評価をされていて、そんな山の中で
あっても、日本人から見て珍しくも真っ当な料理を出している、にも
かかわらずサラダにかけるドレッシングのぞんざいなことよである。

一番いいのは、好きなだけどうぞという感じでドレッシングを別容器
で出してくれることだが、そこまでのリクエストはできず、いまのと
ころは“ドレッシングは少なめにね”と口頭でお願いするくらいしか
できない。そうすることでようやく、たぷんたぷん状態からは逃れら
れるのだが、それでも……。

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