拙話§カメラで撮影してはみるが・・・

自分であれこれを撮影した結果を眺めると、ポエジーがないなあとか
思ってしまう。

写真だって絵心のようなものが必要なのは当然で、それは構図であれ
光線の塩梅であれ、そういった要素をうまいことフレームの中に取り
込んでの結果なのだ。

そで、自分の写真に何が欠落しているかというと……光線の取り入れ
方であることがわかる。我が写真には光をコントロールしているもの
がほとんどないと言ってもいいような気がする。

今のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)はもちろん、以前持ってい
た銀塩一眼レフであっても、光を写真の要素として生かすことができ
なかった。

一眼レフを使っていた時は、もっぱら尾瀬などで風景やら植物を撮影
していた。光を使えないとは書いたが、それでも、稀に一点か二点と
いう程度で、自分にしては生きた光遣いの写真ができることがあり、
それは木道のすぐ近くで見つけた生まれたばかりの小さい水芭蕉で、
慎重にピントを合わせて一枚だけシャッターを切ったのだ。

現像されてきた一枚は、うまいこと水芭蕉にピントが合ってくれて、
それだけでご機嫌なところに加えて、水芭蕉が生えていた小さな水た
まりに陽の光が反射している様子が写りこんでいた。

眼に見えている物しか写真にできない身としては、珍しくも光を取り
入れた写真が撮れたことにすっかり満足してしまった。でも、それは
ただのまぐれで、現像された写真のほどんどすべては月並みな出来で
しかなく、それは今に続いているのだ。

【去年の今日】懐話§昭和三十年代~女の先生ばかり~

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