ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 遷話§昔のオペラ歌手と昔の歌舞伎役者

<<   作成日時 : 2011/11/28 00:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

なべて、どんな芸術にも“時代のスタイル”がある。それが伝統芸能
というジャンルであっても、スタイルは時代に応じて変化していると
思うのだ。

それは、昔の映像や録音でオペラや歌舞伎を見た時に強く感じること
で、発声やら動作のあれやこれやが古びたものとして感じらてならな
いのである。

例えば、初代吉右衛門の映像などを眺めていると“時代がかって”そ
の様子が古臭く感じられてしまう。時代劇の演技に対してそういう言
い方が適当でないことは十分にわかったうえで、二代目吉右衛門演じ
る同じ役を観ると、それが自分自身の中でしっくりしたものとして感
じられるのだ。

歌舞伎で演じてられる型は、その昔から連綿と引き継がれてきたもの
ではあるが、そこには今に生きている人間が演じる時代感覚のような
ものがありそうな気がする。

ちょっと駆け足気味にまとめておくが、オペラを歌うクラシックの歌
手の表現にも、明らかに時代が反映されているように思うのだ。とい
うか、録音状態ということもあって、昔の歌手――それこそシュヴァ
ルツコプフ
――のような40年ほど前にキャリアを終えた人達の歌い方
も自分にとっては男女を問わず古臭く聴こえてしまうのだ。

70年代から80年代以降に活躍しているオペラ歌手は、声の美しさとは
別に、オペラという劇に対する表現がどうであるのかが求められる。
そういう意味では、まだ一度も実演を聴いたことはないのだが、ナタ
リー・デッセイのような表現力を持った歌手が20世紀前半にも存在し
たのかといと、やっぱりいなかったのではないのかという、きわめて
個人的ではあるが、そのような結論になってしまう。

表現という生き物は、時代の変化に敏感に反応してその時その時の型
を生み出しているような気がする。

《クラシックのトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
     
遷話§昔のオペラ歌手と昔の歌舞伎役者 ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる