滞話§原発の再開を望む地域住民之圖

あれだけの……日本国内に留まらず地球規模で放射線を撒き散らすよ
うな事故を経てですら、休止中の原発を再開してくれろという地域住
民、自治体が存在することに溜め息が出る。

既に、双葉町という存在は消えたも同然で、一たび同様の事故が起き
れば、その自治体が雲散霧消するという可能性があるにもかかわらず
交付金や様々な補助金を目当てにするという……目先の利益の追求し
か眼中にないかのようではないか。

全村避難を余儀なくされた双葉町は、いくら住民が“自分達の生まれ
育った愛する郷土”に戻りたいと熱望しても、その願いが叶うのは、
はたしていつになることだろうと思うのだ。

過疎化や高齢化したこと結果、自力で地元を活性化できない自治体が
手を出すのがこのような危険と引き換えの公共事業だったりする流れ
は止めようがないのだろうか。

原発の避難区域に指定され、故郷の家土地から引き離され、今は知る
人のいない地で暮らす人達が“愛する故郷に戻りたい”と切望してい
る姿をテレビなどで見れば、愛する土地にある原発を再稼動させよう
という発想がいかに矛盾と危険に満ち満ちているのか気がつきそうな
ものだと思うのは、今のところ無関係な場所にいる人間のあまりにも
浅薄な考えなのかという思いでいるのだ。

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