胆話§サッポロ赤星~ラガーです~

日頃呑む機会がほとんどない日本製ビールの一つに、サッポロのラガ
ーがある。知っている人は“赤星”と呼んで親しんでいるのである。

今では国内大手の最後尾をついていく弱小メーカーとなってしまった
サッポロは、むしろヱビスビールに力を入れているような感があり、
黒生やラガーは後回しにされているような気がしないでもないのだ。

というわけで、普段なかなかお眼にかかれないサッポロ赤星を久々に
呑むチャンスが先週の金曜に巡ってきたのだった。会社から10分ほど
歩いた裏通りの居酒屋を目指して、店に入ってカウンターに座り、メ
ニューを確認して「赤星!」と注文した。

赤星は、それこそ何の変哲もない日本の良き時代のクラシックなビー
ルで、何も足さない何も引かない正直なビールで、呑み飽きしないの
が取り得である。

雪混じりで寒さ厳しき金曜の夜のこととて、注文したのは肉豆腐……
汁気たっぷりで煮込まれた豆腐と牛肉の登場を楽しみにしていたら、
まったく違う肉豆腐が出てきた。豆腐半丁とちょっとの横に温泉卵が
置かれ、汁気はなく挽き肉を甘辛目に煮詰めた味噌様のものがかかっ
ていたのだ。

酒肴としての趣向は認めるが、さすがにこれを肉豆腐と呼ぶには無理
があるぞと、拍子抜けの体で食べたのだった。まずくはなかったが、
食べたかった肉豆腐との落差が大きくて、こういうのは身を持て余し
てしまうとでも言ったらいいものか。

【去年の今日】海話§氷川丸に泊まったことがあるのだ

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