愉話§古関裕而~行進曲の王様~

一度聴いたら決して忘れられない、1964年東京オリンピック開会式の
行進曲を作ったのが古関裕而である。何と伸びやかで心弾む音楽を書
いてくれたのだろうと感謝せずにはいられない。

古関は行進曲や応援歌といったジャンルで、あまりにも見事な業績を
残しているのは今さらながらのことだが、ちょっとだけ並べさせても
らうことにする。

夏の甲子園の大会歌『栄冠は君に輝く』に始まって、プロ野球に至っ
ては、伝統の一戦と呼ばれる巨人の『闘魂こめて』と、阪神の『六甲
颪』という、ライバルチームの応援歌を仲良く作っている。そしてあ
まり知られてはいないが『燃えよドラゴンズ』以前の中日の応援歌も
作曲している。

大学に目を転じると、早稲田大学の応援歌『紺碧の空』ばかりでなく
慶應、東京農大、中央といった大学の応援歌も作曲している。

そうした古関の音楽の頂点にあるのが、最初に挙げたオリンピックの
行進曲であることは、何人も否定することはできないだろう。彼の、
ポジティブが基本で、わかりやすい音楽作りは、日本人の感性と見事
に一致して、いつまでも色褪せることなく愛されていくことだろう。

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