節話§蚯蚓出~七十二候~立夏

立夏の次候“蚯蚓出(みみずいずる)”である。

夏の強い雨が降っての翌朝、カラリと晴れた道を歩いていると、無念
にも干涸びたミミズが累々と点在しているのに出くわす。お亡くなり
になってはいれども、その上を無神経に歩くほど鈍感でもないので、
歩く先を注視しながら前進するのだ。

いくら神経のない生き物で2つに切断されても、それぞれが生きてい
けるにしても、地中で雨に降られ酸素不足から逃れようと地上に出た
ら、雨が上がって日差しにあぶられるのは、さぞや切なかろうなあ。

そういう意味で、冬から春あたりはともかくも、この先夏に向かって
ミミズは受難の季節を迎えるということなのである。

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