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zoom RSS 懐話§昭和三十年代〜ラッパズボン〜

<<   作成日時 : 2012/06/08 00:00   >>

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[承前]

昭和三十年代後半頃、ちょっとワルっぽい高校生のお兄さんが穿いて
いたお約束が“ラッパズボン”だった。水兵のそれよりは腿周りを細
めにして、裾に向かって盛大に広がっていったアレである。

そんなお兄さんが2人とか3人とかで歩いているのを、こわごわ眺め
ていた小学生時代なのだ。その後、我々が高校生になる頃には、ラッ
パズボンは影を潜めた。代わって腰周りがゆったりで裾がすぼまった
“ボンタン”と呼ばれるズボンを穿くのが“不良”のスタイルのなっ
たのだ。

だからボンタンは、腰からずり落ち気味に見えるという……いわば、
粋がって傾(かぶ)くことをもってワルぶっていたということである。

かくして21世紀の今時は“腰パン”がワルのシンボルという、世の中
変わるようで変わらないという、何十年も生きているとそんな様子が
何となく見えてくるような気がするのだ。
                            [続く]

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