週話§土曜閑居~6月の空気感~

初夏の5月があっという間に過ぎて、梅雨含みの6月がやってきた。

ほんの数日とか2週間といったくらいなのに、どうしてこれほどまで
空気感が違うのだろうと思ってしまう。サラリと爽やかに乾燥した季
節は終わり、いよいよ本格的湿気の夏が目前である。

もう数十年というもの、この気候の中で過ごしているわけだが、さす
がに蒸し蒸しとしたミストサウナのような空気のありがたさを知った
のは、ドイツあたりを旅行するようになってからで、最初は乾燥した
あっちの陽気を好ましく思ったが、次第に我がモンスーン地帯の湿気
が肌を保護してくれるということに気づいたのだ。

若いみずみずしい肌の時だったら気がつかなかっただろうが、年齢と
ともに肌も衰えてきたある時“なるほど、我々はこの湿気から大いな
る恩恵に与っていたのだ”と思い至った。それ以来、成田に到着して
飛行機から出た瞬間の湿気に感謝するようになったのである。

【去年の今日】調話§ギターのチューニング

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