抗話§国会議事堂前の歩行者天国

7月29日の日曜夕刻、夫婦して国会議事堂を包囲してきた。もちろん
2人だけで包囲できるわけではない。だが、我々はそこにいたのだ。

主催者発表20万人。警察は参加者数を公表しない建前だが、新聞報道
による“警察発表”は1万5000人……基本的には間をとって考えるこ
とにしているので10万人近くは集まっただろうかと思う。

価値があると思えるのは、未組織の普通の人達の比率が実に高いとい
うことである。小さい子供連れの家族であるとか、何人かで連れ立っ
ての年金生活者とおぼしき人であるとか。もちろん、様々な組合であ
るとかの旗も振られてはいたが、中心を構成しているのは、手作りの
プラカードなどを手にした彼ら彼女らだったのだ。

この日参加した全員の基本的な思いは、スピードの差はあれども同じ
“原発依存からの脱却”ということである。そして、全員が同時に等
しく感じているだろうことは、政治が向いている方向は国民ではなく
別のところだということと、政治家がこれほどの声を“大きな音”呼
ばわりするという恐るべき鈍感さを示していることである。

そして永田町は、与党と野党の別を問わず、これほど明確に見える民
意を汲み上げることができないでいる。本来、政治家たるべき資質の
第一番に来るはずの“民の声に耳を傾ける”ことが、今の政治家には
できないという恐るべき事実をまざまざと思い知ったのだ。

……国会議事堂正面に到着して1時間ほど経過した19時半頃、我々よ
りも後ろにいた人間が続々と車道に降り立ち、議事堂に向かって歩み
を進めたのだ。どうやら“なしくずし”に車道が解放されたらしい。

↓僕達はここにいた!


解散時間とされた20時がやってきたところで、人の波は少しずつ引い
ていった。我々も地下鉄の霞が関駅へと向かった。

【去年の今日】五話§こんにちは葉月八月~いやはや~

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