提話§一億円のヴァイオリンが押収され

先週のことである。日本人ヴァイオリニストがフランクフルト空港に
到着、ベルギーへ乗り継ぎするために税関を通過しようとしたところ
で、愛用のヴァイオリン“グァルネリ”が押収されてしまったのだ。

これまで何度も同じ場所を何の問題もなく“通関”していたのが、今
回に限って骨董品として評価され、問題がないと証明する書類もなか
ったということで、今回の措置となったのである。

これまでなかったからといって今回も、というのはなかったようで、
税官吏がEUの法律を“正しく”適用したということのようだ。そこ
に人種偏見の要素を持ち込んで云々しようとする人もいるが、それは
おなじみの卑小な問題のすり替えでしかない。

毎日毎日、同じ道をスピード超過で走っていたのが、ある日ネズミ捕
りでスピード違反を摘発されたようなものだと考えればいいような気
がする。

我々の側にある一種の思い込み……ヴァイオリンは演奏するために持
ち歩いているのであって、それを売って商売をするわけではない……
は、それは思い込みでしかないということを認識するべきだった。

この先だが、1900万円の税金と申告漏れの追徴金として加算された同
額を支払ってヴァイオリンを取り戻すか、不服を申し立てて法廷の場
に持ち込むかという選択が待っている。

【去年の今日】麺話§B級おこわが存在したのじゃ~!

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