節話§草露白~七十二候~白露

白露の初候“草露白(くさのつゆしろし)”である。

尾瀬の山小屋でアルバイトをしていた時、朝早く起きて湿原の木道を
軽く散歩していた。尾瀬自体湿気の多いエリアということもあって、
夕霧の発生も朝霧の発生も日常のことだった。

そんな朝霧の残る中、作業用の長靴を履いてぽくぽく木道を歩くと、
木道周りの草々の朝露があっという間に長靴を濡らしてしまうのだ。

湿原に向かって200mも歩くと、残っていた朝霧はまだまだ濃いま
まで、ちょっとした拍子に我が身が霧に覆われたりもする。8月下旬
の尾瀬は散策する人もぐっと少なくなって、もう数日もすればアルバ
イトも御役御免。

そういう意味では名残りの散歩という意味合いもあって、いつもより
足を伸ばしては仕事の時間が迫ってくることに気がつき、あわてて小
屋へと戻るのだった。

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