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zoom RSS 愚話§パルジファル〜二期会[4]

<<   作成日時 : 2012/09/25 00:02   >>

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[承前]

つまり、我々が2008年にバイロイトで観たヘルハイム演出の舞台とは
180度反対に位置する演出なのだった。同じものが、まったく違っ
た解釈で上演される。ある意味では何とダイナミックなことかと少な
からず感心したのではある。

さて、ずいぶんと久々に二期会公演を聴いた。我々の日はB組だった
が、特にグルネマンツの山下浩司の柔らかく使い減りのしない声が印
象的だった。グルネマンツとしては若い声で、彼がこの先にでも歌う
機会があれば、もう少し老成した味が出てくれるのではと感じた。

パルジファルの片寄純也もまた柔らかく若々しいヘルデンで、これよ
り以前に長いこと二期会のワーグナーテナーの独占を続けてきたN氏
からは一皮も二皮も脱皮した、新しい時代の声だったのである。

声がよく届いた理由は、廻り舞台が壁のようになっていたということ
もあるだろうが、それにしても少しは時代が変わったように感じた。
問題は、相変わらず歌う機会に恵まれないということで、せっかくの
歌唱も2回限りとはもったいない話。

飯守指揮するところの読響はたっぷりとした音量でパワフルな印象を
持ったが、個人的にはアンサンブルが濁り気味で、もう少し精妙さが
あればなあと感じた。同じくテンポもいささか重めだったようで、終
演が15分ほど遅くなったのだが、ひょっとしたら廻り舞台のスピード
の問題もあったかもしれない。

色々と考えるところはあったが、全体としては水準の高い上演であっ
たと言うことはできるだろう。
                             [了]

《憬話§我々の“バイロイト音楽祭”2008.08》

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