桂話§金木犀(キンモクセイ)香る

一昨日の月曜日、台風一過で快晴の中を出かけようと我が家のドアを
開けたとたんに金木犀が匂ってきた。去年は匂ったかどうかという曖
昧な記憶でしかなかったが、その分主張ある強い香りが漂っていた。

春彼岸頃の沈丁花と秋彼岸頃の金木犀、どちらも小さな花であるにも
かかわらず、印象的な香りを漂わせることにかけては天下一品と言う
ことができる。

しかも冬から春、そして夏から秋への橋渡しというタイミングで出番
がやってくるから、彼らの印象度はひときわ高いということなのだ。

あまり嗅覚がいいほうではないので、一昨日のような雨と強風の一夜
が明けたところで、その間に蓄積していた芳香を満を持して放ってく
れたのはありがたかった。

それが証拠に一夜明けた昨日の朝など、金木犀の香りはいずこへとい
うくらい、自分の鼻には感じられなかったのである。こういうのは、
何となく損をしているような気がして、意識的に鼻をクンクン鳴らし
て嗅ぎまわってみるのだが、どうにも鈍い嗅覚に自分自身もどかしく
て、ちょっと寂しい。

【去年の今日】緑話§バイロイト音楽祭2012年申込書

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