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zoom RSS 抑話§藤村実穂子リサイタル(2012.11.22)

<<   作成日時 : 2012/11/26 00:00   >>

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最初にプログラムを置こうと思ったが、あまりに盛り沢山だったので
後にした。紀尾井ホールで、ピアノ伴奏はヴォルフラム・リーガー。

最初のシューベルトはずいぶんと硬かった。慎重に歌い始めたが、ブ
レスの続かないところがあったり、歌い方もちょっと棒読みっぽく感
じられてしまった。多くの歌手がそうであるように、前半の数曲が声
慣らしであることは否定できない。

続くマーラーのあたりから彼女らしい端正な歌声と表現が固まってき
たようだが、前半は調子を整えることに終始したという印象である。

後半、ヴォルフのミニョン。常に節度ある表現を心掛けているだろう
彼女にしては、声がのってきたこともあって、ハッとするような強く
鋭い歌い方を見せた。過去に聴いた2回のリサイタルではあまり聴く
ことがなかったような気がするのだ。

最後のシュトラウスは、名伴奏者リーガーの雄弁かつ闊達ではあって
も則を越えることなく歌手に寄り添うピアノとが一体化した、この夜
最大の聴き物となった。予定されたプログラムからは『チェチーリ』
がアンコールに回り、代わって『万霊節』が加わった。作品10でまと
めたからか、まとまりというか座りのいいプログラムになったと感じ
られた。

後半が進むに従い、声の締まりと表現が充実していって、アンコール
も3曲。まだまだ声が出るだろうなと思わせるのは、オペラ歌手の力
でもあるのだ。

ここ一年の間に聴いた、ドイツ・オーストリア出身の女性歌手の実演
では誰一人として感心しなかった女声のリートが、藤村実穂子で満足
する……多分に禁欲的な歌唱ではあるにしても、彼女ほどの表現を他
の歌手では聴くことができなかったのである。

画像

フランツ・シューベルト
水に寄せて歌う D774
湖のほとりで D746
ゴンドラの漕ぎ手 D808
湖上で D543b
流れ D693

グスタフ・マーラー
『亡き子をしのぶ歌』
1.今太陽が眩く昇ろうとしている
2.なぜそんなに暗い炎を
3.母さんが扉から
4.よく思う、子供達は出掛けただけと
5.こんな天気に

―休憩―

フーゴ・ヴォルフ
『ミニョンの歌』
ミニョンの歌I 語れと命じないで
ミニョンの歌II ただ憧れを知る人だけが
ミニョンの歌III このままでいさせて
ミニョンの歌 知ってる、レモンの花が咲くあの国を

リヒャルト・シュトラウス
献身 Op.10-1
何も知らず Op.10-2
夜 Op.10-3
もの言わぬ花 Op.10-6
イヌサフラン Op.10-7
万霊節 Op.10-8

★アンコール★
あなたの黒髪を私の頭に広げてください Op.19-2
チェチーリ Op.27-2
幸せがいっぱい Op.37-1

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