鮪話§マグロ一匹が一億五千万円・・・

過去の落札額の三倍、1億5000万円という価格でマグロ一匹がセリ落
とされた今年の初セリであった。正直に言えば馬鹿馬鹿しく、実態の
存在しない……まさにバブルとしか言いようのない品性ではないか。

ちょうど一年前、セリ主が経営するチェーン居酒屋で集まりがあって
酒を呑んだが、店名で高らかに謳っているほどマグロがうまかったわ
けでもなかった。

セリ落としたこと、さらにそのマグロの解体をマスコミに公開するこ
とで、宣伝効果が絶大であるという見方もあるが、はてさて落札額に
見合った効果だっただろうかと、一度でも店に行った人間にしてみた
ら眉唾物だと感じるのである。

それに第一、昔からのマグロ食いにとって気に食わないのは、そのマ
グロがうまいから落札するのではなくて、宣伝の道具にされていると
いうことなのだ。食を商いながら食べ物を大事にしない会社は嫌いで
ある。

もっともというか、あれほど“マグロ、マグロ、マグロ!”ばかりだ
った我が身だが、往年ほどマグロに対する執着が薄くなっている。昨
今の濫獲に対して、食べる量が少なくなったことで、ささやかながら
貢献らしきものをしているつもりなどはないのだが……。

【去年の今日】週話§祝日閑居~成人の日~

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