守話§あまりにもシステムがお粗末で

年度末に定年退職をすると、退職金が減らされてしまうという……。
それで“駆け込み退職”が激増しているというニュースが話題になっ
ている。

確かに、中途半端な時期に辞められたら困るという意見はその通りで
あろう。だが、どうして減額の時期を年度がわりとかのタイミングに
設定しななかったのか……そういう行政のあり方のほうを批判したく
なるのだが、おかしいことだろうか。

日頃から政治家という動物は、自分達が不利なようには制度を構築し
てはおらず、納税者たる国民が文句を言っても馬耳東風を決め込みな
がら、ひとたび不可解な動きがあるや、手の平を返すかのように“自
分達の本分を全うしてこそが”などと正論らしきことを言い募る。

だが、3か月ほどの差で恐ろしい額の退職金が減らされる身にしてみ
れば“背に腹は代えられない”という人だって多数いるわけで、そう
した状況に対する柔軟なケアを考えるのが政治家の仕事ではないか。

辞めて行く人達にさまざまな批判が集まっているのは承知しているが
それ以前にこのような状況を設定した人間達を批判しないのはどうい
うことなのだろうと考え込むのである。

繰り返すが、こんな馬鹿な制度を作った側を最初に非難すべきで、苦
渋の決断を迫られた側のほうではないのだ。

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