間話§レスリングとオリンピック

レスリングがオリンピックの正式種目からはずされるかもしれないと
いうニュースが流れたのは先週のことである。

鉄板の競技だと思い込んで安住していた協会関係者は寝耳に水のショ
ックだったに違いない。新聞の論調には、日本の協会を指してロビー
活動の不足を批判するようなものがあったようだが、微妙に違うので
はないかと思った。

ロビー活動を行うのは国単位の協会ではなくて、それを統括する国際
協会の仕事であろう。今回の状況を憂慮した協会は緊急の会議を招集
して今後の対応にあたるという、いささか泥縄といえなくもないが、
やらないよりはましということである。

それにしても、IOCの利益を優先するような競技設定の流れには、
スポーツに対する興味を失わせるような動きを感じてしまう。ゴルフ
のように、既に自立しているような種目を追加するということ自体が
理解できない。

オリンピックという大きな大会のバックアップがあってこそ競技が存
続するというものだってありはしないだろうか。いや、オリンピック
に依存するということがおかしいのだというのであれば、身も蓋もな
いような気がする。

ともあれ今回の騒ぎでわかったとことは、IOCがかくも巨大な利権
団体に堕しているという今さらながらの事実を確認したことなのだ。

【去年の今日】週話§日曜閑居~勘九郎襲名昼の部~

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