外話§武蔵野や所沢のコンサート事情

時折、年に2回か3回の頻度だが、東京近郊の街で行われる演奏会に
出かけている。

先月、武蔵野で行われたマウロ・ペーターのリサイタルは、他のホー
ルでリサイタルが行われた形跡はなく、たった一回の日本公演という
ものだった。

マウロ・ペーターの時は、日本での知名度がゼロに等しかったにもか
かわらず、チケットは完売した。これは、ある意味で武蔵野ブランド
の企画に対する信用の為せる売れ行きということだろう。

ある時期、まとめて武蔵野に聴きに行ったことがあって、その時は、
頻繁にコンサートのチラシを郵送してくれていた。その中のおなじみ
の惹句に“都内では5000円、武蔵野では2000円!”であり“武蔵野で
しか聴けない企画!”などなど。武蔵野ならではの“持ってけ、どろ
ぼー!”的な薄利多売精神をうかがうことができる。

所沢もまた独自の企画、あるいは、都内で行われるコンサートのおこ
ぼれをうまいこと頂戴しての組み立てが顕著なのだ。

こんな感じで東京の衛星都市のコンサート事情は、なかなかに充実し
ていると言ってもいいだろう。そうそう都心まで足を伸ばせないとい
う年配の人達も多く、そんな世代がをターゲットにして、なかなかの
隆盛を誇っているように感じられる。

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