軌話§京王線あれこれ[10]下高井戸曲線

[承前]

最寄り駅から新宿に向かう間に、曲線のきついカーブが3か所あった
が、京王多摩川から調布に入線する直前と、国領手前のカーブは地下
化されたことでかなり緩和された。

残る急カーブは下高井戸駅で、どれくらいきついかといえば、車内ア
ナウンスで「電車とホームの間隔が開いているので……」とあるくら
いのものである。

確かに下車する時に下を見ると、下り線の場合は30cmくらいは開いて
いて、さらに高低差もあるので踏み出す時は注意が必要なのだ。可能
であるならカーブするところに駅を造らなければと思うのだ。

以前、台北を旅行した時に市内の地下鉄などを利用したが、新設路線
ということもあるのかどうか、直線区間に駅が建設されていて、乗降
しやすかったことを覚えている。ホームと車両の間隔も近接していて
車椅子がそのまま乗車できたのだった。

日本でも車椅子で外出する人達が増えているが、交通機関を利用する
のに、いちいち第三者の手をわずらわせるということが問題ではない
かと思うのだ。電車の場合など、駅員がホームと電車の間に板を渡し
て乗り降りさせているのである。

今さら、線路を直線化させることなどは不可能であるにしても、ホー
ムと電車の間隔の広い駅を見るたびに、車椅子の人達には使いにくい
だろうと改めてバリアフリーのあり方について考えさせられるのだ。
                            [続く]

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