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zoom RSS 咲話§一條大蔵譚〜新橋演舞場夜の部〜

<<   作成日時 : 2013/03/25 00:00   >>

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都心の桜が満開となった土曜日の午後、新橋演舞場で花形歌舞伎夜の
部を観てきた。もちろん染五郎の大蔵卿が目当て。

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一條大蔵卿:市川染五郎
吉岡鬼次郎:尾上松緑
お京:中村壱太郎
鳴瀬:上村吉弥
八剣勘解由:松本錦吾
常盤御前:中村芝雀

まずもって染五郎初役の大蔵卿が上々で楽しめた。花形の楽しみは、
言わば“澄まし汁”の味わいであるということだろう。芝居の芯にな
る部分をピントをきちんと合わせて演じることで、客の側にも芝居の
様子が見て取れるということである。

これが“おじさん達”の大歌舞伎になると、それまでに培った経験が
醸し出す精妙複雑な味わいになって、芝居に深みをもたらすのだ。

昨日の染五郎だが、登場した時の大蔵卿は阿呆がかなり強調されてい
た。引かれた出汁に多めの塩を入れてみたという感じか。そんなとこ
ろを“おじさん達”は、微妙な塩加減のコントロールをしつつ、隠し
味を入れてみたりして芝居にふくらみを持たせるということか。

一昨日の染五郎は、阿呆と正気の変化を、わかりやすく大きく取った
と想像する。いい意味で小細工を使わずにメリハリを利かせていた。

今はそれでいいのだ。我々は、5年後、10年後、20年後に向かう染五
郎の最初の一歩を眼にしたのだ。是非とも20年生きて、彼が60歳にな
って演じる大蔵卿を観たいと思う。そこまでは生きられるんじゃない
かな。

松緑の鬼次郎は、柔の染五郎に対して、くっきりと剛を務めてバラン
スよい舞台。中村翫雀の息子で23歳の壱太郎のお京は、臆することな
く務めていて先が楽しみである。

去年から今年にかけて、大看板二人を失って意気消沈したこともあっ
たが、この日の舞台を観て先々に期待はあると思ったのだ。

この日は歌舞伎座開場まで10日。劇場前のカウントダウンも、ご覧の
表示となった。

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