季話§鴻鴈北~七十二候~清明
清明の次候“鴻鴈北(こうがんかえる)”である。
春先のこととて天気は不安定で、気温も上がったり下がったりで何を
着て外出したらいいものかと悩ましい毎日だが、自然界は順調に春の
装いに精を出している。
ついこの間も書いたように、この季節の若葉が好きだ。薄い緑が白が
かって見える……使い古した表現で言うならこれこそ“生命の息吹”
の象徴ではないだろうか。
今週の初め、ウグイスが“ホーホケキョ”と上手く鳴いてくれたのに
続いて、細かく“チュク チュク チュク!”と、久しく聞かなかった
鳴き声に近くの木を見上げたら、懐かしやメジロがおったのである。
最近は捕獲禁止で飼うことができなくなったメジロだが、もう50年も
前だったか、父親がメジロをもらってきて飼ったことがあったのだ。
細い木組みのかごに一羽、毎日父親が練った餌を与えていたが、つが
いではなかったので一年も経たないうちに死んでしまった。父親は、
2回か3回繰り返したところで飽きてしまい、次いで飼い始めたのは
“鈴虫”なのだった。
《七十二候のトピックス一覧》
春先のこととて天気は不安定で、気温も上がったり下がったりで何を
着て外出したらいいものかと悩ましい毎日だが、自然界は順調に春の
装いに精を出している。
ついこの間も書いたように、この季節の若葉が好きだ。薄い緑が白が
かって見える……使い古した表現で言うならこれこそ“生命の息吹”
の象徴ではないだろうか。
今週の初め、ウグイスが“ホーホケキョ”と上手く鳴いてくれたのに
続いて、細かく“チュク チュク チュク!”と、久しく聞かなかった
鳴き声に近くの木を見上げたら、懐かしやメジロがおったのである。
最近は捕獲禁止で飼うことができなくなったメジロだが、もう50年も
前だったか、父親がメジロをもらってきて飼ったことがあったのだ。
細い木組みのかごに一羽、毎日父親が練った餌を与えていたが、つが
いではなかったので一年も経たないうちに死んでしまった。父親は、
2回か3回繰り返したところで飽きてしまい、次いで飼い始めたのは
“鈴虫”なのだった。
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