恥話§世間が狭くないことを知らない蛙

関西の某国立大学生、某私立大学生が集団で人気アミューズメント・
パークのUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)で、迷惑行為を
繰り返した揚句、ツイッターに写真入りで投稿して大問題になった。

行為の幼稚さ愚かしさはもちろんだが、自分達が目立ちたいからとい
う発想で、そうした行為をネット上に広めるという単細胞さに驚かさ
れる。

ツイッターやフェイスブックといったSNS、特にツイッターは、フ
ォローをしているか否かに関係なく、リツィートという手段で共有を
繰り返していけば、ネズミ算的に購読する人間が増えていくのだ。

そういうネット世間の広がりを、彼らがどれほど認識していたのか、
似たような騒ぎが起きるたびに考え込むのだが、自分の眼の前にある
画面からは“仲間”が読んで楽しんでいるという程度でしかないのだ
ろうか。

人間は生まれてから徐々に成長していく中で、自分と他者との関わり
あいを、様々な経験を通じて身に付けるものだと思っている。

だが彼らのような未熟児は、そういったことを身に付けないまま世間
と関わりを持つようになってしまったのではないか。それは彼ら個々
人の問題なのか、それとも親や学校の教育不足の為せるわざなのか。

いずれにしても、彼らが望んだとおり以上に目立ったことは間違いな
く、ただし痛い代償を支払うことになるということまでは気がつかな
かったようだ。

最後に、大学関係者と親が本人を連れてUSJに謝罪に行ったという
が、今回の場合、大学という組織が原因で起きた事例ではなく、これ
もまた“大学の体面”を重んじてのことだろうが、そこまでする必要
があったのかといえば、もっと突き放すべきではと思うほうである。

ことさら組織名が全面的に展開していってしまったが、あくまでも、
個人の責任に帰するべきものではないか。19歳なら既に大人としての
責任を取らせることで事の大きさを身をもって知らせるべきだろう。

湯話§タンホイザー~東京春祭~[下]

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