酔話§頭にネクタイ~助六じゃないし~

サラリーマンが居酒屋とか宴席で酔った揚句、自分が締めていたネク
タイを助六の紫手拭いよろしく頭に巻くという、あれはいつ頃始まっ
たものだろうかと気になってしまった。

それでちょいと調べてみた。正解かどうかはわからないが、おそらく
そのあたりではないかというものに、植木等が主役を演じた東宝映画
『無責任男シリーズ』の中で植木等が酔っ払ってネクタイを頭に巻い
たというのが発祥らしいのだ。

それ以前、戦前は考えなくてもいいだろうし、戦後の昭和20年代でも
そこまで羽目をはずしたかと思えば、昭和三十年代高度経済成長期の
サラリーマンの生態をうまいこと表現したといえるのである。

それじゃあ実際に、勤め帰りのサラリーマン諸兄が居酒屋で管巻いた
揚句、首に締めたネクタイをわざわざはずして頭に巻きつけるような
ことをするだろうか? そんなことはしないよね、キリッ!(`・ω・´)ノ

せいぜい、首のボタンをはずしてゆるゆるネクタイにするか、いっそ
はずして上着のポケットかバッグに突っ込んでしまうんじゃないか。

まあ“ネクタイ、頭”で検索すると、そんな写真はいくらでも出てき
て、いかにもサラリーマンのお約束であるかのような印象を持ってし
まう……。だが、30数年のサラリーマン飲酒生活の中で、頭ネクタイ
をした人間には一度も会ったことはないのである。

【去年の今日】週話§日曜閑居~名残りの桜なのかな~

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック