初話§新しい歌舞伎座本日柿落とし

2010年4月30日に行われた歌舞伎座閉場式から3年、今日4月2日か
ら新しい歌舞伎座での歌舞伎公演が行われる。

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2013年の今日まで3年間、様々な出来事に翻弄された日本と歌舞伎界
だったが、こうして歌舞伎座が開場することは、素直にうれしいこと
だと喜びたいと思うのだ。

長いこと、いつ歌舞伎座を建て替えるのだろうと思っていた。松竹も
なかなか建て替えスケジュールを発表せず、来年なのか、再来年なの
かと憶測するばかりだった。

2010年の閉場は、ある意味“このタイミングしかない”という時期だ
たっと思い返すのだ。もし閉場が一年遅れていたとしたら、2011年3
月11日に起きた東日本大震災で、旧歌舞伎座がどのような被害を被っ
たかと想像するだに、あの時でよかったと思っているのである。

逆に、2年早く閉場したら開場直前に東日本大震災に見舞われたかも
しれなかったのだ。そう考えれば、被災地の復興未だしではあるにし
ても、一つの明るい話題として受け留めるのがいいのではないか。

下は、3年前行われた閉場式の模様である。挨拶をした3人の人間国
宝のうち芝翫と富十郎は既にいない。加えて勘三郎、團十郎もまた故
人となってしまったが、新しい力、若い力で次代の歌舞伎を新しい歌
舞伎座で築いていってほしいと思う。



最後になるが、この3年の間に新橋演舞場には本当にお世話になりま
した。通う回数こそ少なくなるとは思うけれど、花形歌舞伎であった
り、藤山直美の松竹新喜劇にはうかがうつもりでおります。

【去年の今日】務話§会社生活をマラソンに喩えると

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