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zoom RSS 季話§葭始生〜七十二候〜穀雨

<<   作成日時 : 2013/04/20 00:01   >>

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穀雨の初候“葭始生(あしはじめてしょうず)”である。

愛国心とは文化を守り育てることと見つけたり。

いつもいつも“愛国心をことさらに標榜して押し付けようとする輩こ
そが国土を破壊している”と言っているが、それが間違いではないと
いう可能性の小さな実例を挙げておく。

日本古来の音楽である雅楽に使われる篳篥(ひちりき)というオーボエ
を小さくしたようなリード楽器がある。このリード(蘆舌)に使われる
“ヨシ”に最も適していると言われているのが大阪府高槻市鵜殿の河
川敷に生えているヨシなのだそうだ。

その河川敷に新名神高速道路を通すという計画が進んでいて、関係者
保存を訴えているさなかなのである。あるいは、そのまま建設が強
行されたら、鵜殿のヨシは壊滅してしまうのだろうか。

おそらく建設推進関係者は“そんな些細なこと”と一顧だにしないで
いることだろう。大事の前に小事になどかまっていられるかという態
度であることは想像に難くない。こうして文化財産を破壊して高速道
路を通すことで、本当の愛国心が徐々にすり減らされていくのだ。

そういうことの一つ一つが、口だけ愛国者によって過去にどれほど捨
てられ壊されていったことかと思うのである。

日の丸の前に起立させ、君が代を歌わせることの強制をもって愛国心
高揚という空虚で貧しい発想に酔い痴れる前に行うべきことが山ほど
あるということに偽愛国者は気づかない……愚か者と言うしかない。

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