季話§蛙始鳴~七十二候~立夏

立夏の初候“蛙始鳴(かえるはじめてなく)”である。

生まれた町で通っていた中学校のすぐ横には川が流れていた。染めた
織物を洗い流すのに使ってたくらいだから、流れはきれいなのだ。

そんな近くに川があったから、水生動物はいくらでも目にした。ミズ
スマシやらタガメ、タニシの類から、トンボの幼虫であるヤゴなど。

カエルの卵やオタマジャクシがいるのは、浅めで少しばかり澱んだ淵
のような水たまり。そんなところに行っては、オタマジャクシを数匹
すくって家に持って帰っては水槽で飼ったこともある。

オタマジャクシがカエルになっていく過程で、後ろ足が先に生えると
いう図鑑の記述を実際に確認することもできた。

残念ながら、前足が生えるころになると生き延びることなく水槽の中
で死んでしまったのは、餌の問題もあったのかもしれない。もっとも
カエルまで成長してしまったら家族から文句が出たに違いないのだ。

こうして、学校の勉強とは無関係に得た知識もまた、我が身の一部と
なりにけるかも。

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