呆話§日本経済新聞憂う~女性手帳に~

政権が変わって以来の何とも危ない雰囲気に、とうとう“あの”日本
経済新聞までが危惧を抱くようになった。

改憲にしろ歴史問題云々にしろ現政権の右寄り頑迷固陋な行き方が、
日経という自民寄り保守系報道機関のコラムにまで、先々を憂慮する
内容の記述が掲載されたのだ。まあ、自民所属の女性議員が揃いも揃
って女性の権利拡大を阻害している百害の存在ばかりだから、こんな
企画が通ってしまうのだ。

以下一部を引用する。

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[前略]

少子化対策を考える内閣府のチームが、国で「女性手帳」なるものをつくって配布する方針を決めたそうだ。手帳には妊娠適齢期や出産に関する知識、行政の支援策を記し、自らの健康データを書き込む欄も設ける。これを子宮頸(けい)がんワクチン接種時、進学時や就職時など節目ごとに何回も配る。およそ、こんな案らしい。

人口減の克服にはさまざまな啓発が必要だとしても、この作戦はどうだろう。少子化は社会の仕組みや政治の怠慢に根ざすところが大きいのに、晩婚や高齢出産を上から目線で戒めるとすればかなりピント外れだ。そもそも妊娠や出産は一人ひとりの価値観や生き方にかかわる問題だから、お上は出しゃばらぬほうがいい。

手帳を大量につくり続ける費用もばかになるまい。そのお金で、もっと実のある政策をひねり出せないものか。そういえば戦争中の「産めよ増やせよ」の時代には「体力手帳」とか「保健教本」とか、国家が国民を諭す印刷物がばらまかれたという。やはりこういうものはアブない、いやはっきり、危ないと言っておこう。

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はっきりと書かれてはいないが、日経は現政府の少子化対策について
無策だと断じていると言っていいではないか。コラムにあるとおり、
妊娠や出産は個人個人がどう考えるかであって、こんなお節介よりは
もっと具体的な施策でフォローしなければどうしようもないのに、い
ったいどこの馬鹿が、こんな無駄なことを考えてはしゃいでるのかと
情けない思いである。

こんな手帳一冊で少子化が解決するなどと、まさか本気で思っている
わけではあるまいね。どこかのPR業者とか印刷業者とかがうまい汁
吸って“はい、おしまい!”ではありませんか。

【去年の今日】諧話§一日一句~空気感カラリとな~

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