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zoom RSS 祝話§柿葺落五月大歌舞伎第一部

<<   作成日時 : 2013/05/21 00:00   >>

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[承前]

雨が降るかと思っていたら、結局夜まで降らずにもってしまった。運
がいいということかという日曜日の観劇だった。

画像

五月第一部は、舞踊『鶴亀』に始まって菅原伝授手習鑑『寺子屋』と
続き、最後に三人吉三巴白浪『大川端庚申塚の場』の三本立である。

祝儀としての舞踊は何を観ても退屈だとは罰当たり覚悟の発言だが、
わからないものはわからない。儀式の延長だと考えればいいのかもし
れない。

問題は次の『寺子屋』で、幸四郎の松王丸がさっぱりよくない。ハラ
で演技をしているとは思えず、役の大きさが感じられないのである。
4月の勧進帳でも思ったが、年々スケールダウンしていっているよう
な気がした。

台詞は聴き取れないうえに、演技が間延びしているように見える。考
えて工夫している演技だとしても、効果があるとは感じられない。初
心に戻って、ていねい型をなぞってみたほうがよほどいいのではなか
ろうか。

だからせっかく三津五郎の源蔵や福助の戸浪が殊勝に演じていても、
アンサンブルのバランスが崩れまくってしまっていたのだ。幸四郎、
他の役者と一緒に舞台を構築するのではなくて“自分の松王丸”を表
現することばかりに拘泥してやいないか……。

幕切れに近く、義太夫が語る“いろは送り”直前に「待ってました」
と掛かったのには驚いた。場面が場面だということをまったく理解し
ていない野暮以前のマナー違反である。

三人吉三の大川端は、お嬢吉三の「月も朧に白魚の・・・」を聞かせ
る30分足らずというお手頃さということもあって“おまけ”みたいな
扱いになってしまうのが残念。柿落としだから通しができないのはわ
かるが、きちんと通し狂言も出してほしい。

終演は14時。劇場内をゆるゆると移動して第二部の席に向かった。
                            [続く]

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