溢話§ドレスデンはエルベの洪水

2002年8月、中欧を襲った大洪水はエルベ河流域のドレスデン周辺に
甚大な被害をもたらした。百年に一度の大災害という表現まで使われ
ていたのである。

それから11年後の6月初旬、ドレスデンを中心に再びエルベ河が増水
した。11年前は平常時より9m以上の水位になったが、今回は8m台
に留まった。とはいえ写真に見られるとおりで、エルベ観光蒸気船の
船着場の横を走る道路は完全に水没した。

画像

地元の人に聞くと治水システムが改善されたということのようだが、
それが抜本的な解決策として機能しているのかどうかはわからない。

エルベはチェコに源を持っているがゆえに、まずはチェコで管理がさ
れていないと、ドイツ国境を越えてからのエルベは渓谷のような場所
を流れてほどなくドレスデンにたどり着くのだ。

その短い間にダムを作ることは不可能で、せいぜい運河を切り開いて
流水を分散させるということくらいしか思いつかないのである。あと
は、増水しても市街地が冠水しないようなシステムを作り出している
のかどうか。

先週末を境にして中欧各河川の水位は落ち着きを取り戻しつつあるよ
うだが、旅行中に見るドイツあたりの川の流れ方は、日本の急な流れ
ではなく、ゆったり悠然と流れていて、水の引くスピードもゆっくり
ゆっくりとなのである。

【去年の今日】諧話§一日一句~リラックスするのだ~

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