週話§日曜雑感~六月大歌舞伎第一部~

柿葺落三部制興行も3か月目に入り、今日は第一部を観に行く。残り
は来週である。4月、5月と2回ずつ歌舞伎座を訪ねているから、歌
舞伎座内部の様子はおおよそ把握できたと思う。

6月の第一部の演目は『鞘當』と三津五郎の『喜撰』それに吉右衛門
の『俊寛』である。朝一番の鞘當は、数年前だったか一度観たことは
あるのだが、舞台上で武士二人がすれ違いざまに刀の鞘がぶつかった
の何のと因縁つけあってもぞもぞやっているうちに、茶屋の女房が留
めに入って収まったのだかよくわからない、20分ほどの芝居だったと
いう、ただそれだけ記憶である。

歌舞伎を観ていると、時として“なぜにこのような舞台が上演されて
いるのか”と首を傾げるものがあって……それはもちろん、きちんと
した理由が存在しているのだと頭の中では理解していても、何だかな
あと思いながら席に座っているのだ。まあ、鞘當などは首を傾げなが
ら観ている筆頭みたいなものと言えるだろうか。

自分だけかと思っていたら、同居人も似たようなことを考えていて、
そうすると同じ舞台を観ているほとんどの人が同じことを考えている
だろうことが想像できそうである。

【去年の今日】週話§土曜閑居~夏至間近なり~

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