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zoom RSS 祝話§柿葺落六月大歌舞伎第三部[上]

<<   作成日時 : 2013/06/26 00:00   >>

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[承前]

引き続いての第三部は『御存鈴ヶ森』と『助六由縁江戸桜』の二本。

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鈴ヶ森もまた40分ほどの芝居で、前髪立ちの美少年白井権八が、雲助
と立ち回りをした後、江戸の侠客幡随院長兵衛とのやり取りを見せる
もので、おなじみ「お若いの、お待ちなせえ」「待てとお留め……」
といった名台詞の舞台であるのだが。

このところ苦手な幸四郎が幡随院長兵衛だったが、予想通りに台詞が
聴き取れない。何度も何度も書いているが、なぜ高い声をユラユラと
ビブラートをかけつつ無意味に伸ばすのだろうか。團十郎も吉右衛門
も、誰一人としてそんな台詞回しなどしてはいなかった。

これまでに幸四郎の“工夫”とやらが効果的に感じられたという記憶
はない。逆に、役柄を矮小化しているとしか思えないようなことしば
しなのである。今回もそうで、喉を詰めたような発声は聴き取れず、
高い声は妙なビブラートがゆらゆらかかって伸ばされてしまうのだ。

という看板役者に比べて梅玉の権八は、ふっくら柔らかい若衆を端正
に演じていた。10年くらい前、初めて観た頃は、何でもソツなくこな
すが、いかにも“9時から5時まで”のサラリーマン的な役者という
印象を持っていたのだが、気がつけば自分の立ち位置を確立していた
ことに気づかされるのである。
                            [続く]

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