惜話§夏季休暇~雨のミュンヘン[上]~

[承前]

いきなりの一大イベントから一夜明ければ、ミュンヘン3日目の朝。
日付が変わった朝には車をピックアップしてアルプスの端っこに行く
ので、ミュンヘン滞在の最終日でもある。

何とあいにくの雨模様になってしまった。天気がよければバスで20分
ほどのフライジングという小さな町にある、世界最古のビール醸造所
ヴァイエンシュテファンでビール三昧をしようと目論んでいたのに、
ビアガルテンでという当初の計画が雨でおじゃんになってしまった。

だからといって日がな一日空港内をうろうろするなど馬鹿馬鹿しい。
ミュンヘンの市内往復することを選択した。到着した日の夕方偶然に
会った知り合いが教えてくれた博物館の展示を眺め、昼飯はおいしい
ビールを……こればっかり。

この日もミュンヘン市内のSバーンは東駅から中央駅にかけての地下
部分が工事運休。我々は東駅でさっさと地下鉄に乗り換えたが、空港
からの路線につき事情がわからず混乱する旅行者も多いのは当然で、
駅員にあれこれと質問を投げかけている風景は洋の東西を問わない。

というわけで、市内中心部はレジデンツの庭園であるホフガルテンの
北端にある“Deutsche Theatermuseum”で催されている、ミュンヘン
における指環上演史なるものを見てきた。豊富な資料に加えて新しい
時代はの舞台は映像も駆使しての興味深く充実した展示を楽しんだ。
“Von Der Welt Anfang und End”とは“世界の始まりと終わり”。

画像

我々日本人が歌舞伎資料の展示会で古い浮世絵や舞台衣装を見るのと
同様なことがオペラの世界でも行われてるということである。さて、
展覧会は疲れる。ほどほどで退出し、近くのスターバックスでお茶。
                            [続く]

《ミュンヘンのトピックス一覧》


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック