惜話§夏季休暇~夜はケルシュ[上]~

[承前]

KaDeWeには行ってみたものの、見るべきものは上階にある食料品街く
らいで、その他のフロアの品揃えに元気さが感じられなかった。そん
な様子に拍子抜け。さっさと店を出て戻ることにしたが、街の景色で
も眺めながらと100番のバスに乗ったら、これが大渋滞に巻き込ま
れてしまった。

ウンター・デン・リンデンで降り、まっしぐらに向かったのはアイス
クリーム屋……ドイツのバスに冷房という親切な設備はないのだとい
うことを失念していたのである。

ホテルに戻ったら夕方も近くなってきていたので、何となく部屋で休
憩に入った之圖。休みも残り少なく、街歩きにも身が入らないのだ。

休んでいるうちに18時を過ぎた。腹も減ってきたので晩飯を食べよう
と外に出た。下戸の同居人には悪いが“今日はケルシュを呑む!”と
決めていたので、ホテルからウンター・デン・リンデンを越えて20分
ほど歩き、シュプレー河畔にある“StäV”というカジュアルな居酒屋
に出かけた。StäVとはStändige Vertretung(常駐代表部)の略称。

画像

店の様子は10年前のベルリン訪問でわかっていたが、その時は真冬。
9月の店は、シュプレー河に向かって開け放たれて開放的な雰囲気で
客の入りも上々につき席を探すのに苦労したが、何とかカウンターに
陣取って待望のケルシュを注文。それにしてもな大混雑の店である。
                            [続く]

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