連話§ワタシの酒肴[73]水菜と油揚げ

[承前]

根っからの関東人なので、不健康を承知の濃い味付け好きがやめられ
ないままに人生の後半戦を生きている。

そんな中にあって、週一で届く宅配野菜の中に水菜が入ってくる季節
になってきた。どちらかといえばも何も、ほとんど癖のない浅い緑の
茎に葉が少しばかり。

同じく東日本人の同居人がレシピから探してきたのが“水菜と油揚げ
の炊いたん”である。典型的な関西風料理を、レシピどおりの薄味で
仕上げてくれるのだ。

↓写真はイメージです
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食べながら“さすがに京風やなあ……”と、その薄味を表現してしま
ったりするが、これはもうご飯のおかずとしては残念な類であるが、
日本酒の肴としては主役こそ奪えないものの、シャキシャキの水菜と
柔らかい油揚げが微妙なコンビネーションを発揮、不思議な後引きを
する肴なのである。

ワインには合わない。ビールも微妙であるが辛うじて何とか肴として
頼りになる。もちろん一番は日本酒で、これからの季節にはちょっと
うれしい一品なのだ。
                            [続く]

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