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zoom RSS 惜話§夏季休暇〜17世紀銅版画都市図〜

<<   作成日時 : 2013/11/05 00:00   >>

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[承前]

目的の駅で下車すると、タイル貼りの壁面はベルリンの地下鉄車両が
年代順に展示されていて、これもまたギャラリーのようではないか。

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それで、地上に出る階段を半分ほども上がったところで、アレキサン
ダー広場に聳え立っているテレビ塔が見えてきた。確かに、見えても
おかしくない地理関係にはなっている。歩くこと数分ちょっとで目的
の店に到着した。

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ちょうど10年前の冬に初訪問した、ベルリンでも古いニコライ地区に
構えるこの店は、古地図を中心にアンチックの版画類を扱っているの
だ。

店に入ると、いかつい顔の主人が声を掛けてくるので“いや何、10年
前に一度来て……”と言うと、日本人の客など当然ながら少ないので
“おお、そういえば微かに覚えている……ような気がする”とか何と
かな会話をしつつ本題に入っていく。

探しているのは、17世紀前半に工房を主宰して銅版画でヨーロッパの
都市図を制作し続けたマテウス・メリアンという人の古地図である。
四半世紀ほど前から買い始めて、これまでに数葉入手した。購入する
条件は“自分が訪れたことのある都市”というもので、今回探してい
たのはボーデン湖畔のこの街の図版である。

↓ボーデン湖上から望むと
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探していたのはこれで、難なく見つかって購入。図版右、山上にある
のは11世紀頃に建てられた教会なのだが、現在はレストランとして運
営されているようだ。そういうことを調べるのもまた古地図の楽しみ
の一つ。

↓アウトバーンから望むと
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アンチック物は値段があってないようなものということで、とりあえ
ず値引き交渉をしてみると“うむ、日本から来てくれている人だから
ね”とあっさり1割以上を引いてくれて商談成立。顧客名簿も残って
いたので、さっさと書類も作ってもらい、現物を受け取るとがっちり
握手をして店を出た。

意気揚々と日本に戻ってきたところで、欲しい都市図がもう一枚出て
きてしまった……次回の課題である。
                            [続く]

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