温話§クラシックを聴く傾向の移ろい

この10年くらいの間に、クラシックを聴くジャンル傾向がずいぶんと
変わってきたような印象を持っている。

今世紀に入る前後は、かなり積極的にオペラに集中していた。海外に
出て行ったのも、オペラをまとめて観るのが目的だったし、引っ越し
公演もそれなりに行っていたのだ。

それこそ1998年の一連のエントリーでは、オペラハウスの日常公演と
しての『ニーベルングの指環』四部作を一通り観た揚句に演奏会形式
の『トリスタンとイゾルデ』やらウィーンのフォルクスオパーで上演
された『ニュルンベルクのマイスタージンガー』まで平らげたのだか
ら、相当に健啖だった頃もあったりはした。

その後、世紀が変わったあたりからオペラ度が低くなってきた。高い
金を出しても観たいと思うような引っ越し公演とその演目が少なくな
ってきたこともあるが、個人的には最近の引っ越し興行そのものが、
下り坂で低空飛行状態だと思っている。

そういうわけでもないが、海外旅行先でもオペラを観る機会が少なく
なっていたりする。もちろん予定が合えばチケットを調達することは
た易いことなのだが、ここ最近は6月半ば過ぎだったり9月初旬に旅
行していて、その時期はオペラハウスもシーズンオフなのだ。

なので旅先では、もっぱら室内楽やら歌曲を聴くことが増えてきてい
る。昔から聴いているジャンルではあるけれど、こうしてまとまって
聴くことになると、自分の間口の狭さを思い知らされて謙虚に反省を
している今日この頃である。

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