眺話§シルヴィ・ギエム~何処へ~

先週土曜日に五反田ゆうぽうとホールで、シルヴィ・ギエム&&アク
ラム・カーン・カンパニーの『聖なる怪物たち』を観た。

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中身を把握し理解することはできなかった。だが、ギエムとカーンの
踊る姿には感銘を受けた。

根っからのバレエダンサーであるギエムとインド古典舞踏をベースに
コンテンポラリーへと展開しているカーンとの舞踊言語はずいぶんと
異なるものだ……くらいはど素人にもわかる。

いかにも簡単そうに踊ってはいるが、それが難しいこと……くらいは
ど素人にもわかる。

ダンスの合間に台詞が入ったりする70分ほどの“パフォーマンス”の
類ということだが、その70分間を踊ったり台詞を喋ったりというサー
キットトレーニングの繰り返しが、どれほどの体力を必要としている
ものか……くらいはど素人にもわかる。

その程度の理解力でしか観ることのできない自分が情けない。だが、
ギエムとカーンの内在しているエネルギーがどれほどのものか、2階
席までひしひしと伝わってきたのだった。

ヴァイオリン、チェロ、パーカッション、それにヴォーカルによる音
楽はおおよそインドを感じさせるもので、どこかに懐かしさのような
ものを含んで、どこにも刺々しさを感じることなく耳になじんでいた
のだ。

それにしても、四十代半ばにしてまだまだ表現の幅を拡げているギエ
ムは、どこに行こうとしているのだろう。

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