季話§麋角解~七十二候~冬至

冬至の次候“麋角解(さわしかのつのおちる)”である。

七十二候も一年の最後となった。冬至の末候“雪下出麦”が年が明け
た元旦その日なのだ。

ドイツやオーストリアあたりを旅行していると、季節が大雑把である
ような気がしてならない。旅行する時期だが、最近はもっぱら6月だ
ったり9月だったりで比較的いい季節なのだが、6月が夏であるのは
ともかく、9月の空気感は明らかに夏ではないと感じられる。

それで秋なのかというとどうも秋っぽくもない。寒くはないのだが、
季節の表情の中に冬らしきものが見え隠れするような感覚なのだ。

彼の国の人達のワードローブを観察していると、暑い時用と寒い時用
の2種類しかないように思われるほど極端に思われる。それで、夏の
時期に寒い日があったりすると、我々が冬に着用するような厚手の上
着とかコートを引っぱり出して着込んだりしている。

日本人が季節に合わせて微妙に衣類のコントロールをしているのとは
まったく違うワードローブの発想なのだ。

だからおそらく二十四節気はもちろん、七十二候と5日ごとに季節が
移ろっていく感覚は想像などできないに違いない。

《七十二候のトピックス一覧》

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