ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 悼話§クラウディオ・アバドさん(指揮者)

<<   作成日時 : 2014/01/22 00:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

クラシックを聴き始めて50年近く、カール・ベーム、カラヤン、クラ
イバー、サヴァリッシュといった指揮者を見送るその中に、アバドが
入ってしまった。

去年、ルツェルン祝祭管での来日をキャンセルして以来、体調を崩し
気味で気にはなっていたのだが……。

下に並べたのは、過去聴いたアバドの実演である。こうして見ると、
オペラとコンサートがバランスよく、曲目のバラエティも多彩だった
ことがわかる。

その演奏は、たとえて言うなら、贅肉を削ぎ落として快適なボディで
滑らかにアウトバーンを走る欧州車の趣きだろうか。そんなギャラン
トさが身上なのだった。

それがロッシーニであれ、好みは分かれるだろうがワーグナーでも、
基本的なスタイルが変わることはなかったのである。

オペラはどれも印象的で、とりわけ1989年のウィーン国立歌劇場引越
し公演で接した『ヴォツェック』と『ランスへの旅』は、作曲年代も
題材もまったく異質な作品――理屈抜きのエンタテイメント作品と、
社会的シリアス作品
――であったにもかかわらず、異文化の民である
我々を楽しませてくれた。

コンサートの中では、ベルリン・フィルとスウェーデン放送合唱団、
エリック・エリクソン室内合唱団を指揮したマーラーの交響曲第2番
『復活』が記憶に残る。終楽章、いつ歌い始めたかというくらいの微
小音で始まった合唱は、アバドが望みに望んだものに違いないのだ。

なお、同居人は1973年にアバドがウィーン・フィルと帯同した日本デ
ビュー公演にも行っている。

1981年[ミラノ・スカラ座日本公演]
ロッシーニ:セヴィリアの理髪師(NHKホール)

1987年[ウィーン・フィル日本公演]
ベートーヴェン:交響曲第9番(サントリーホール)

1989年[ウィーン・フィル日本公演]
モーツァルト:交響曲第29番
ブルックナー:交響曲第4番(オーチャードホール)

シューマン:ミニヨンのためのレクィエム
メンデルスゾーン:交響曲第2番『讃歌』(オーチャードホール)

1989年[ウィーン国立歌劇場日本公演]
ロッシーニ:ランスへの旅(東京文化会館)
ベルク:ヴォツェック(NHKホール)

1994年[ウィーン国立歌劇場日本公演]
モーツァルト:フィガロの結婚(東京文化会館)
ムソルグスキー:ボリス・ゴドノフ(NHKホール)
  
1996年[ベルリン・フィル日本公演]
マーラー:交響曲第2番『復活』(サントリーホール)
 スウェーデン放送合唱団、エリック・エリクソン室内合唱団

1998年[ベルリン・フィル特別演奏会]
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(フィルハーモニー)

1998年[ベルリン・フィル定期演奏会]
モーツァルト:フィガロの結婚序曲
       クラリネット協奏曲
リヒャルト・シュトラウス:四つの最後の歌
シェーンベルク:ペレアスとメリザンド(フィルハーモニー)

1999年[マーラー・ユーゲント管弦楽団演奏会]
マーラー:交響曲第7番(フィルハーモニー)

2000年[ベルリン・フィル日本公演]
ワーグナー:トリスタンとイゾルデ(東京文化会館)

合掌

《追悼のトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
     
悼話§クラウディオ・アバドさん(指揮者) ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる