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zoom RSS 春話§浅草歌舞伎第二部[上]

<<   作成日時 : 2014/01/28 00:00   >>

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休日の浅草は大賑わいである。まずもって仲見世を人にぶつからずに
歩くことなどは無理な話で、あまりの人ごみにさっさと脇道へと避難
するのだ。

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開演までは時間があったので、浅草公会堂から一筋仲見世寄りに店を
出している昔ながらの老舗佃煮屋でアサリや辛口昆布、胡桃などなど
少しずつ購入して自宅用に。いい酒の肴になりそうではないか。

翌日が千秋楽という土曜日も客の入りは上々。座ったのは3階席最後
列と気楽な高見の見物。この日のお年玉“年始ご挨拶”は中村亀鶴。
最初は型どおりの口上を殊勝に述べていたのが、マイクを持つや一転
してキャバレーの司会風口調に……その変化に客席は馬鹿ウケという
10分間なのだった。

亀鶴の賑やかな導入から『博奕十王』の幕が開く。ストーリーは何と
も他愛のないもので、死んでしまった博打打ちが六道の辻で待ち構え
ていた閻魔大王とサイコロ賭博をして圧勝、天国への通行手形をせし
めるというもの。

頭の回転の速さと旺盛なサービス精神は、亡くなった勘三郎の衣鉢を
継ぐ最有力の一人である猿之助が演じる軽やかな博打打ちは、理屈抜
きに楽しいもので、閻魔大王や鬼達から奪ったあれやこれやを持って
意気揚々と花道の七三に差し掛かったところでの所作は『勧進帳』で
の弁慶のそれを髣髴とさせたのだ。

そのまま飛び六法で去っていくかと思ったが、そこまで芝居がかるこ
とはなかった……あの、ほんの少しの所作だけ見ても、猿之助が弁慶
をやったらと思わせる片鱗を感じさせたのである。先々のお楽しみと
して、いつか弁慶をやってくれないかなあ。若手の『勧進帳』が観た
いよ〜♪
                            [続く]

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