ひだまりのお話

アクセスカウンタ

zoom RSS 春話§浅草歌舞伎第二部[下]

<<   作成日時 : 2014/01/29 00:00   >>

トラックバック 0 / コメント 0

[承前]

休憩後は、まず恋飛脚大和往来『新口村』が、愛之助の忠兵衛と壱太
郎の傾城梅川の共演による舞台。さすがに23歳の壱太郎には荷が勝ち
すぎるところ。型どおり演じていても動作に滑らかさがなく、それを
会得するまでにはまだまだ時間が必要なのだなと思った。大歌舞伎の
“おじさん達”は何気なく演じてみせているが、それが時間をかけて
培われてきたものなのだということも合わせて理解できる。

画像

愛之助は柄こそ小さいものの、仁左衛門譲りの柔らかな忠兵衛を丁寧
に演じていた。

とはいえ、若手中心の浅草歌舞伎『新口村』の舞台を締めたのは、孫
右衛門を演じたベテランの橘三郎。後半20分くらいの舞台は橘三郎の
もので、忠兵衛と梅川を逃がした後の滲み出るような惜別の情は、第
二部一番の見ものと言っていいだろう。

最後に『屋敷娘』と『石橋』の舞踊二題。壱太郎、米吉、梅丸という
若手女形3人の『屋敷娘』は、はんなりと初々しい舞台。とはいえ、
女形の踊りの難しさが浮き彫りになったのもまた事実。踊りの動作の
繋ぎがぎくしゃくしたりして、硬いこと硬いこと。さらなる稽古が必
要だと本人達も思っていてほしい。

最後の『石橋』は、歌昇、種之助の兄弟に隼人3人が獅子の精を元気
よく舞ってみせた。女踊りに比べれば、足を踏み鳴らしたり飛んでみ
せたり、毛を振ってみせたりだから客席も沸いてくれる。中では歌昇
が踊りのうまさを見せているが、隼人は腰高な踊りで、兄弟とは差が
あると感じた。二十歳前後の歌舞伎役者……覚えることは、まだまだ
たくさんあるのです。

《歌舞伎のトピックス一覧》

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
     
春話§浅草歌舞伎第二部[下] ひだまりのお話/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる