蹴話§ラグビー・トップリーグ決勝戦

東京地方に降った激しい雪で日曜日の試合が中止。11日に順延となっ
たパナソニック対サントリーの決勝戦を観てきた。寒さいや増す秩父
宮ラグビー場の観客は10217人、前週の東芝戦より300人多かった。

結果は45対22のほぼダブルスコアでパナソニックがトップリーグ王者
となった。ただし前半はサントリーが健闘し、3点リードして後半に
臨んだ。

後半は。今年のパナソニックの地力がじわじわと発揮され、見る間に
点差を広げてあっさりと逃げ切ったのである。前半19点でリードを奪
ったサントリーだが、後半はペナルティゴール一本を決めた3点のみ
という完敗なのだった。

そのペナルティゴールは後半20分の得点だが、7点の差でペナルティ
を獲得したのが相手ゴール至近。外に蹴り出してラインアウトをとい
う選択をして1トライ1ゴール同点という考え方はなかったのかな。

とはいえ、前半におけるサントリーの戦いぶりは昨年暮れの敗戦を糧
にしたもので、タイトな戦いぶりには最後まで勝負の帰趨が縺れるの
ではないかと思わせるものがあった。

さて、スタンドでの観戦で気になったのは、ジャッジに対する物を知
った人間からのアピールである。曰くオフサイド、曰くノットリリー
ス、曰くホールディング……30人が渾然とした肉弾戦の中にあって、
一人のレフェリーと二名のラインズマンの見られる範囲は、極めて限
られているというのは今さらながらである。

そして判断するのは主審一人であり、彼が見たもののみなのである。
そういう文句を叫ぶ人間の声が大きいというのもまた、観戦の集中を
妨げる煩わしい存在なのだ。

勝敗の行方が決定した後半30分過ぎに、不本意ながら秩父宮を後にし
た。16時半開演の二月花形歌舞伎に向かうためである。
                            [続く]

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