警話§新橋演舞場の注意書~8つの言葉~

下の写真にあるような注意書きのポスターを見かけるのは新橋演舞場
だけで、歌舞伎座にはなかったと思う。

画像

上から英語、ハングル文字、中国語簡体字、中国語繁体字、フランス
語、スペイン語(?)、ドイツ語、ポルトガル語(?)の順であろうか。

内容はというと“上演中の写真撮影、及びビデオ撮影、並びに携帯電
話の使用は禁止されています”というもので、まあ至極あたりまえの
お願い事である。

それにしてもと思うのは、まったく何の見当もつけることができない
のは、対馬海峡を隔てたすぐお隣の国で使っているハングル文字で、
これはもう手も足も出ないのだ。

それ以外では、英語はもちろんのことだし、中国語だって何とか判読
できてしまうし、ドイツ語は第二外国語だったこともあって、おおよ
その見当はついてしまう。残るラテン系3つの言語も、並べて比較し
ていくと、発音はともかくも意味くらいは薄っすらと判読できるとい
う仕掛けになっている。

朝鮮半島において、ハングル文字が成立したのは15世紀半ばのこと。
歴史上、文字が生まれる過程がこれほど克明なケースはなく、それゆ
えにユネスコの世界記録遺産に登録されたのだ。

ということとはまったく別にして、韓国が40年以上前から始めた漢字
廃止政策が行われたことで、日本や中国、台湾との文字的な連関が切
れてしまったのは何とも歯がゆいことである。

漢字復活運動が起こりはするものの、いまだハングル文字派が優勢だ
と聞くが、いつか漢字が戻ってくることもあるのだろうか。

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